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履歴書で落とされる人の共通点とは?
就職や転職活動において、履歴書は最初に企業へ提出する大切な書類です。しかし、せっかく志望動機や経歴がしっかりしていても、履歴書の書き方を間違えていると「この人は不注意」「常識がない」と判断され、書類選考で落とされてしまうことがあります。特に採用担当者は、数多くの応募者の履歴書を目にしているため、わずかなミスや印象の悪い書き方もすぐに気づかれてしまいます。
本記事では、NGになる履歴書の書き方と例文を紹介しながら、避けるべきポイントを具体的に解説します。しっかりと理解し、選考を突破する履歴書作成につなげていきましょう。
誤字脱字や丁寧さに欠ける書き方
最も多いNGポイントが「誤字脱字」です。誤字があると「応募に対する真剣さがない」と判断され、内容が良くてもマイナス評価につながります。また、字が極端に汚い、かすれて読みにくい場合も同様に不利になります。特に手書きで提出する場合は、ボールペンのインクが薄くなっていないか、読みやすい字で書けているかをチェックしましょう。
NG例:「志望動気」「御社の発展に寄与したいとおもいます」など
このようなミスは変換時の不注意や確認不足で起こりやすいため、提出前に必ず見直すことが重要です。
空欄が多すぎる履歴書
履歴書に空欄が多いと「やる気がない」「書けることがない」と受け取られやすくなります。特に志望動機欄や自己PR欄が空欄のまま提出されると、それだけで不合格になる可能性が高いでしょう。応募者の人柄や意欲を判断する大事な項目を埋めないのは致命的です。
NG例:
志望動機:―
自己PR:特になし
たとえ短文であっても、必ず自分の強みや応募理由を簡潔に書き入れることが必要です。
不適切な写真を使う
履歴書の写真は、第一印象を決める大切な要素です。スナップ写真やプリクラ、背景がごちゃごちゃした写真を使用するのは絶対にNGです。ラフすぎる服装や笑顔が不自然な写真も不適切です。採用担当者は「常識をわきまえているか」を見ているため、写真での印象が悪いと選考に不利になります。
NG例:
- 旅行先で撮影した写真を切り抜いて貼る
- カラーコンタクトや過度なメイクをした証明写真
- 背景が暗く不鮮明な写真
スーツを着用し、白や水色の背景で撮影した証明写真を使用することが基本です。
日付や住所が未記入・誤記
意外と多いのが、履歴書の日付や住所、氏名の記入漏れです。応募書類を受け取る側からすると「基本的な書き方すら守れていない」と大きなマイナス評価につながります。また、住所や学校名、企業名などの固有名詞を略して書くのもNGです。
NG例:
日付:未記入
住所:東京都〇〇区△△1-2-3
学歴:〇〇高 → 本来は「〇〇高等学校」
丁寧に正式名称を書くことが社会人としての基本マナーです。
曖昧すぎる志望動機
志望動機は採用担当者が最も注目する部分のひとつですが、「とりあえず応募しました」と受け取られるような曖昧な内容はNGです。インターネットから拾ってきたようなテンプレート文章や、どの企業にも使い回せる内容では、熱意が伝わりません。
NG例:
「御社の成長に貢献したいと思い志望しました。」
「自分のスキルを活かしたいと考えています。」
これらの文章は具体性に欠け、応募企業でなければならない理由が全く伝わりません。志望動機では「なぜこの会社なのか」「自分はどのように貢献できるのか」を明確に示す必要があります。
自己PRが抽象的すぎる
自己PRでよく見られるNGパターンは「責任感があります」「努力を惜しみません」など、誰でも言えるような抽象的な表現だけを書いているケースです。具体的なエピソードや成果がないと、信ぴょう性に欠けてしまいます。
NG例:
「私は人と話すことが好きなので営業職に向いていると思います。」
「真面目に仕事に取り組むことができます。」
このような文章では、採用担当者に「実際にどう行動したのか」が伝わりません。数字や成果を交えた具体例を入れることが必須です。
誇張しすぎた経歴や虚偽記載
履歴書に事実と異なる内容を書いてしまうのは絶対に避けるべきNG行為です。学歴や職歴を盛ったり、取得していない資格を記載したりするのは、採用後に必ず発覚します。発覚した場合は内定取り消しや懲戒処分になる可能性もあります。
NG例:
- 実際にはアルバイトなのに「正社員」と記載
- 未取得の資格を「勉強中」とせず「取得」と記載
- 退職理由を偽って記載
経歴に自信がなくても、誠実に記載することが信頼につながります。
職歴欄の書き方が雑
職歴欄は履歴書の中で特に丁寧さが求められる部分です。会社名を省略したり、「入社」「退社」の表記が抜けていたりするのは大きな減点対象になります。また、退職理由を細かく書きすぎるのも逆効果です。
NG例:
「〇〇会社 → 営業」
「〇〇株式会社 2019年〜2021年」
このように略してしまうと、応募者の経歴が不明確になり、印象が悪くなります。正式名称で会社名を記載し、「入社」「退社」と明記しましょう。
メールアドレスや連絡先の不適切さ
履歴書に記載する連絡先は、採用担当者が直接コンタクトを取る重要な情報です。しかし、プライベートすぎるメールアドレスや、連絡が取りにくい電話番号を記載してしまうと、マナーを疑われます。
NG例:
メールアドレス:lovexoxo123@example.com
電話番号:自宅の固定電話のみ
このような場合、ビジネス向けに新しくメールアドレスを取得するか、Gmailなどのシンプルなアドレスを使用しましょう。電話番号は必ず携帯電話を記載し、連絡がつきやすい状態を整えておくことが重要です。
使う用紙や形式が不適切
履歴書はフォーマットや用紙の選び方も重要です。コンビニで売られている一般的な履歴書を使うのが無難ですが、企業によっては指定のフォーマットがある場合もあります。自己流でWordやExcelで作成し、独自のレイアウトで提出するのは避けるべきです。また、折り目だらけの紙やインクがかすれた印刷物も「雑な人」という印象を与えます。
NG例:
・罫線や項目を無視した独自フォーマット
・A4ではなく不揃いのサイズで印刷
・シワや折り目がついた履歴書を提出
提出形式は求人票や応募要項を必ず確認し、指示があればその通りに準備しましょう。
敬語や表現の誤り
履歴書の中で使う文章において、敬語の誤りや不自然な表現もNGです。特に志望動機や自己PR欄では、文末の言い回しに注意が必要です。謙虚さを欠いた表現や、稚拙すぎる文章は印象を大きく下げてしまいます。
NG例:
「御社で働かせていただきたいです。」(謙譲語の誤用)
「自分は御社で絶対活躍できます。」(自信過剰で根拠がない)
正しい敬語を心がけつつ、根拠を示した自然な表現を意識しましょう。
空欄に「特になし」と書いてしまう
履歴書の資格欄や趣味・特技欄で「特になし」と記載するのも避けるべきです。採用担当者は「この人は自己分析ができていない」「意欲がない」と感じてしまいます。たとえ資格がなくても「日商簿記3級取得に向け勉強中」などと前向きに記載する方が印象は良くなります。
NG例:
資格:特になし
趣味・特技:特になし
趣味や特技は些細な内容でも構いません。コミュニケーションのきっかけになる場合もあるため、できるだけ記入しておきましょう。
履歴書を雑に扱う態度
書き方だけでなく、履歴書の扱い方にも注意が必要です。封筒に入れずに折って提出したり、汚れたままの履歴書を送付したりするのは論外です。採用担当者は「この人を面接に呼んだら自社の顧客にも同じ態度で接するのではないか」と懸念を持ちます。
NG例:
- 茶封筒にそのまま履歴書を入れて送付
- クリアファイルを使わずにむき出しで郵送
- ホチキスで複数枚を雑に留める
履歴書は白い封筒やクリアファイルに入れて、丁寧に扱うことが基本です。
まとめ:NGポイントを避けて書類選考突破へ
履歴書はただの応募書類ではなく、あなたの第一印象を形にした大切なツールです。誤字脱字や空欄、雑な書き方、曖昧すぎる志望動機などはすべて不合格の原因となります。一方で、基本的なルールを守り、誠実で丁寧に仕上げるだけで、書類選考の通過率は大きく上がります。
採用担当者が見ているのは「この人は社会人としての基本をわきまえているか」「自社で活躍する可能性があるか」という点です。今回紹介したNG例を避け、正しい履歴書作成を意識することで、次のステップである面接へとつなげることができるでしょう。
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